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一泊懇親研修会開催
一泊懇親会が、平成16年6月26日に県文化財天然記念物、名水百選にも選ばれた出流原弁天池湧水のそばにある赤見温泉「一乃館」にて開催されました。 今回は、残念ながら参加者が少なかったのですが、交流は深められ、いろいろな話題も出てきて大いに参考になり、良かったと思います。 翌、27日の研修会では、『メンタルヘルスと東洋医療』と題して、産業カウンセラーであり東洋医療には造詣が深い小西喜朗先生を、お招きして講演と医療面接を実際に体験しました。

  研修会に参加して         伏見雅志
 6月27日(日)に佐野市で行われた小西喜朗先生による『メンタルヘルスと東洋医療』というテーマを拝聴して来ました。当院でも最近慢性疾患による各種神経症の患者さんが増えて来た現状もあり、非常に興味深く研修会に参加させて頂きました。
 今回の研修会で最も強く印象に残った言葉が「傾聴」です。問診などの際、いつ・どこで・どのようななどの患者さんの主訴に対して伺うにあたり「聞く」のか「聴く」のかでは大きく違うという事でした。この「傾聴」をするという事は患者さんの言葉をそのまま繰り返したりうなずいたりあいづちを打ったりしながら感情的な表現に対しては出来るだけ言葉にして受け止めるように心がける事が基本になり、決して患者さんを評価したり説教をしてはいけないとの事でした。
 講演の後半はこの「傾聴」する事を踏まえて三人一組になりロールプレイングを行いました。問診や面接を客観的に見ることも少なかった事と、実際に問診される事も最近特に無かった為改めて患者さんの立場から問診・面接を考える事が出来ました。数年前より医療面接の重要性が、認識され講演会や書籍でも目にする事が多くなり自分としては頭では理解していたつもりでも実際に行動(ロールプレイング)してみると色々な新しい発見や反省点が見つかり「あぁなるほどこういう事か」と納得してしまいました。
 治療家として技術の「切磋琢磨」は当然の事としてこのようなメンタルケアの技術の習得も今後必ず患者さんのニーズに答えるものとなるし、今現在私たち鍼灸師にも求められているのではないでしょうか。コミュニケーション能力の向上はメンタルケア的なものだけでなく、経営的な観点からも集客力・リピート率の向上・紹介数の向上にもつながるものだと感じました。
 現在、各医療機関が患者獲得の為「聴く技術」を修得し様々な医療サービスを現実化している中で、我々鍼灸師も時代の流れに乗り遅れる事無く、「手当てが出来る技術」とそれを限りなく生かせる「聴く技術」を身に付けて、患者さんを安心・納得させて信頼関係を築く事が出来たら今以上に素晴らしい成果を上げる事が出来るのではと感じました。
 今後また引き続きこの様な有意義な研修会を企画して頂けたらとこの場をお借りしてお願い申し上げます。
      


 一泊研修余談  加瀬正隆

 栃木IC前鍋山街道を西進、出流山ではないぞ、出流原だと脳みそがフル回転R293号左折ここからは初めての道、思っていたより走りやすい、石灰の町葛生を過ぎ、町民の感性と優れた指導者に恵まれたオカリナの里田沼町をかすめて間もなく赤見温泉到着、一軒宿では無かった。
食器調度品類は大正ロマン一杯のレトロな宿、何箇所にも貼ってあるビール会社のポスターは夢二調でありながら豊満な女性である。
ありきたりではない料理にこの宿の歴史を思い満足した、自慢の鯉料理は鯉ヘルペスの影響で出なかった。池には大きな鯉が悠々と泳いていた。往年は足利、佐野の奥座敷として織物業者の社交場として栄えたであろう割烹旅館の面影が色濃く残っていた。
 翌朝同室の中島先生と朝風呂の後、130段の石段を登り磯山弁財天にお参りした、大きな白蛇がお守りしていた。旅館の前にある弁天池湧水は綺麗に澄んで申し分が無い。
土産にポスターと同じ絵柄のラベルが欲しくてワインを買い、福嶋日出行先生の案内で名水づくり豆腐、ガンモを買った。
 帰路佐野ラーメンを食べようとR293沿いのおぐらという店に行ったが20名くらいが店外に行列していたので諦めた、数百メートル進んで池田という店は売りきれだという、流石佐野らーめんだ、半ば諦めたころ葛生の手前ですり鉢ラーメンという大きな看板を見て右折300m蒙古のパオを模った変わった店に入った、麺は細め、醤油仕立てのスープで旨かった、鶏の唐揚げが3個入っていたが違和感があり1個残した。
数年前から県南での開催を願っていたので個人的には満足した、しかし県内では稀な名水に恵まれた温泉地、歴史を感じるレトロな宿だっただけに参加者が少なかったことは残念だった。
年一度の一泊研修懇親会は、メンタルヘルス、心の洗濯に是非ご参加を。


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