親子スキンタッチ


 はり、きゅうの治療法には、長い歴史をもつ“小児はり”と言われる技術があります。習得に長い年月がかかりますが、このほど小児はりの盛んな関西の鍼灸師会がお母さんやお父さんに出来るスキンタッチ法を開発しました。この方法は親が子に行うツボ健康法です、親が自分の子の治療を受け持つのです。

 対象は何歳くらい?
 基本は、生後1ヶ月から10歳ぐらいまでです。やり方次第では、中学生や大人まで対応できます。
 どんな症状に効くの?
 夜泣き、食欲不振、便秘、アトピー、喘息、夜尿など、小児の慢性疾患に効果があります。専門医に診ていただくことが大事ですが、普段からご家庭でスキンタッチ法を行うことで治療効果が上がります。
 どんなことをするの?
 <はり>を刺す、<きゅう>をする?とんでもありません。用意するのは、ティスプーン、ドライヤー、歯ブラシだけです。ティースプーンや歯ブラシを<はり>に、ドライヤーを<きゅう>に見立てて使います。これらを使い手、足、背中、胸、腹、をなでたりこすったり軽くたたいたりします。この方法を毎日1回、5分程度続けることで子供が生き生きしてきます。気持ちが良いので眠ってしまったり、子供の方から催促するようになります。

※講習会の講師の派遣
栃木県鍼灸師会では、親子スキンタッチを広めるために保育園や幼稚園、子育ての関係団体等で講習会を開催していただき、その際の講師の派遣をしています。

 詳細問い合わせは、事務所までお願い致します。
 
社団法人 栃木県鍼灸師会
  Tel/Fax : 028-634-9577
tochigi@harikyu.or.jp

  
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